社労士試験は暗記との闘い。全10科目の要所をきちんとかたよりなく覚えなければなりません。
「学生のときのように覚えられない…」「年を重ねるごとに記憶力がなくなっていく…」「早く合格しないとどんどん不利になっていく…」と焦っていたところ、目に入ったのはこちらの本。
大人には大人の勉強法がある
こんな方におすすめ
大人になって勉強意欲が出てきた方。
実際に資格試験などの勉強に取り組んでいる方。
昔より記憶力が落ちてきた気がする方。
能力アップのカギは脳細胞同士のチームプレー
20歳頃から脳細胞は減少していき、ゆるやかに脳の老化は始まっているそうです。
「え~これから勉強するなんて無理やん~老いには勝てん( ;∀;)」
と思ったけど、なんと脳細胞の減少が脳の成長をストップさせるわけではないというのです。
能力を上げるのは脳細胞ではなく、情報伝達回路のネットワークの発達だと。
8つの脳番地
脳の中には実に1000億個以上の神経細胞があるそうです。1000億個って何個?
それらが得意分野ごとに集団を形成し、拠点を作っているとのこと。イメージとしては、会社に社長や役員がいて、部署が営業・広報など分かれていて…という感じ。著者はそれぞれを「脳番地」と呼んでいます。
その脳番地が左脳と右脳に60ずつ、計120あるとのことですが、重要なのは次の8つ。
- 思考系脳番地
- 理解系脳番地
- 記憶系脳番地
- 感情系脳番地
- 伝達系脳番地
- 運動系脳番地
- 視覚系脳番地
- 聴覚系脳番地
この8つの脳番地の特性を理解し、各脳番地の連携を強化し、自分らしく使いこなしていくことで、あなたの学ぶ力はぐんぐん成長します。
そればかりか、人生を終えるまで、右肩上がりに脳を成長させていくことだって不可能ではありません。
朗報です。脳は死ぬまで鍛えることができます。
脳の特性ってなんかややこしそう・・・と思われるかもしれませんが、本書では8つの脳番地を擬人化して説明してくれているので楽しく読み進められます^^
あなたは視覚派?聴覚派?
勉強をするとき、情報は視覚と聴覚からインプットされます。この視覚系と聴覚系の優位性は人によって違うとのこと。自身の特性を理解して学習法を選ぶと効果的です。
聴覚系が強い人は言葉の情報が入りやすいので、ラジオやCD、オーディオブックを使った学習法が向いているそうです。
視覚系が強い人は文字による情報が入りやすいので、メモを取って可視化することが大切。また、文房具などをお気に入りのものにすることでテンションアップが図れるそうです。
ざっくりとした傾向としては女性は聴覚、男性は視覚が強い人が多いとのことですが、本書の中にはチェック表があります。気になる方はぜひ手に取ってみてください^^
アクションプランメモ
今回『一生頭がよくなり続けるすごい脳の使い方』を読んで特に実践したいと思ったことを自分用メモ。
- たった10分でも毎日勉強する=勉強しない日を作らない
- 朝の短い時間で勉強し、それを一日かけて定着させる
- ウォーキングで脳の情報処理能力をアップする
「勉強しない日を作らない」というのは受験生2年目の4月くらいから意識するようになりました(遅)。でもそれが間違ってなかったということ。嬉しい。継続します。
運動系番地は脳全体を回すトリガーだそうです。運動しないと体も頭も悪くなるなんて・・・!ダイエットにもなって一石二鳥(ニヤリ)。
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